先日はフローリングの洗浄ワックスがけをしてきました。
お客様はお風呂や洗面所やキッチンや換気扇をリフォームされたそうです。
その際にフローリングも張り替えようとお考えでしたが、
予算的にも無理だったので
今回はせめてワックスでもかけようと当店をネットで検索してくださりご依頼を頂きました。
床の状態は表面がはがれてる部分もあり、
張り替えがベストかなとも思いましたが、
お客様といろいろお話しをした結果、
洗浄ワックスをすることにしました。
床にはほんの少しワックスが残ってる状態でしたが、
床の状態を考慮して剥離はせずに洗浄がいいだろうという僕の意見です。
そんなお話しをたくさんして十分にコミュニケーションが取れてからの作業です。
まずは、テーブル・ソファー・椅子などなどを
和室に移動したり養生したりです。
それから巾木などの掃除をしてからしっかりとバキューム。
それから洗浄です。
洗浄には今回はオーブテックさんの洗剤を使用。
すごくお気に入りの洗剤です。
素材にも環境にもやさしい優れものです。
洗浄が終わるとワックスを塗る前にホコリなどを再度取り除きます。
そして、ワックスを塗布。しっかりとかすらないように慎重に塗ります。
これを今回は3回。
しっかりと乾燥させ、出来上がりです。
お客様は想像されていた仕上がりよりも、
ものすごくキレイになってる事に大喜びです。
嬉しいですね。
そして、お客様が今回のために新しいカーペットを購入されていたので、
そのカーペットを敷いてあげてから移動した什ソファーなどを元通りにして完成です。
すごーく喜んでいただきました
ありがとうございました。
まあ、今回は私達がワックスをかけましたが、
ご自身でワックスをかけるかたも多くいらっしゃいます。
そんな方のために少しワックスに関する豆知識をご紹介します。
①ほとんどのワックスは樹脂ワックスです。
現在販売されてたり・使用しているワックスのほとんどが樹脂ワックスです。
合成樹脂を水に溶かしたタイプです。
木の床や化学床などいろいろな用途に合わせたワックスがあります。
水性ワックスや油性ワックスもありますが
ほとんど使用されることは無いみたいです。
②どんなワックスを使えばいいの?
ワックスのメーカーさんはリンレイさん・シーバイエスさん
・ペンギンさんなどなどたくさんのメーカーさんが
いろいろな種類のワックスを販売してますので、
用途に合わせたワックスをカタログなどから選ぶことをお勧めします。
③そもそもワックスを塗る目的は?
その人それぞれの理由があると思いますが、
光沢が出て美観が良くなる。
床の保護にもなる。
だいたいこの2つです。
また、ワックスが床の凹凸を埋めて汚れやほこりが付きにくくなり、
普段のお手入れが簡単に出来るようになります。
④ワックスを塗ったけどあまり光沢が出ない。
理由はいろいろあります。
ワックスの種類によって高光沢のタイプや光沢が低いタイプいろいろあります。
でも、何も塗っていない場合と比較すると格段に光沢は出ると思います。
また、ワックスの特性とは関係なく、
ワックスを塗る環境や温度などによってうまく光沢が出ないケースもあります。
例えば、
古いワックスが残っている。
洗浄後の汚水が床に残ってたり、
洗剤分が残った状態でワックスを塗布してしまってる。
温度がものすごく低い状態でワックスを塗布してる(5度位かな)
この様な状態はほとんどが密着不良な状態となって、
うまく光沢が出ないケースがあります。
⑤ワックス塗布後に白い粉状になってしまった。
これはパウダリングという状態です。
ワックスの塗膜がシッカリとしていない状態で密着不良を起こしています。
気温が低い状態でよく発生してしまいます。
この状態になってしまうと、
ワックスを剥離する必要があります。
剥離後に気温が高め状態の時にワックスを塗ることをお勧めします。
⑥剥離をするけどうまくワックスがはがれない。
古いワックスは塗膜が硬くなり、
またワックスが厚い状態ではなかなか剥離が出来ません。
床材に合わせた剥離剤で同じ作業を何度も繰り返すことをお勧めします。
床材に合わない剥離剤を使用することはお勧め出来ません。
まあ、いろいろワックスを塗る際のトラブルや剥離の事について書きましたが、ご自身で作業される際の参考になればと思います。